サービスとホスピタリティのお話。
どうも、二日に一回のペースが板についてきた眠い人です。
知っている人からすれば「いや常識でしょ。」と言われるかもしれない、飲食業におけるサービスとホスピタリティの違いについて話したいと思います。
そもそもホスピタリティってなんなの~といいますと、
「「ホスピタリティ」とは、「思いやり」「心からのおもてなし」という意味です。」
https://www.hospitality-gokui.com/a1.html
らしいです。分かりやすくていいですね。
じゃあサービスはおもてなしのことじゃないの?ってところなんですが、そういった意味で使われることももちろんあります。小さい頃に八百屋さんなんかに行くと、「トマト一個サービスしちゃう」なんておじさんに言われたことがあったかもしれませんが、その使い方も間違っていません。そしてそれはれっきとしたおじさんなりのおもてなしでしょう。
でも、今回は"飲食業"におけるサービス/ホスピタリティのお話です。飲食業におけるサービスとホスピタリティの違いは簡単に言えば決められているかいないかです。
自分が働いている居酒屋を例にあげるとすれば、おしぼりを出す、飲食物の提供、空いた食器類を下げるのはサービスです。しかし、おしぼりを出す際に広げて受け取りやすくする、お食事を楽しめるように飲食物を素早く且つ丁寧に提供する、空いた食器類を下げると同時に新しい注文をお伺いする、のはホスピタリティになります。
前者は企業に定められたマニュアル通りの動きであり、お客さんが食事される際に最低限気を付けることです。そもそも食事を提供されなければ食べられません。笑
しかし後者は、お客さんが気持ち良く食事できるための「おもてなし」になります。全てにこやかに対応するのもホスピタリティです。
余談ですが、日本人は、このホスピタリティでさえもサービスと思っている節があります。「お客様は神様だ。」という思考もそこから来るものではないか、と勝手に思っています。チップも払う文化のない日本ではサービスさえも「買って」はいません。ただで享受していると勘違いしがちではないかと思い、この文章を書くに至りました。これを読んだ皆さんは飲食店で気持ち良く食事できてるのも店員さんががんばってるからだな~、と思えば態度も変わるのではないでしょうか。そんなお話でした。
では、また。